一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。
今回は『火を灯す』お話を書いてみたいと思います。
・『火』を灯すとは
「火」には不浄なものを燃やし、周囲を清める働きがあると言われています。そして灯りは闇を明るく照らす象徴とされています。
ほとんどの宗教ではローソクの灯りの下で儀式が執り行われますし、私たちも日常の祝い事などでローソクやキャンドルに火を灯す事があります。
・宗教での『火』の扱い
仏教では故人が迷わず浄土へ旅立つための「灯り」としての役割や「仏の智慧(悟りを導く力)の象徴」とされています。
神道では「闇路にあかりを灯す」と言われ、御霊が道に迷わない様にする為と明るくする事で慰める為として「かがり火」を焚きます。葬儀会館で本物のかがり火は焚けないのでロウソクを使用したりかがり火を模した「雪洞」や「春日燈籠」などが使われます。
キリスト教では「生命の象徴」とされ、「生」や「命」、「愛」をロウソクの火に例えて表現をしています。
・『火』の消し方
お悔み事でロウソクを消す際には『息を吹きかけて消す』と言うことだけはしない様にしましょう。上でも書いたように「火」はとても尊いものなので人の体から出る息ではなく、手で仰いで消したり専用の道具を使用しましょう。
こういう話をすると『誕生日のロウソクは吹き消すよ』と言う意見が出てきそうですが、本来、誕生日を祝う儀式では丸一日ロウソクは灯したままにするそうです。時代の流れで現在の「吹き消す」スタイルになったんでしょうね。
今ではお供え物を模した「供養ロウソク」と呼ばれるようなものも見掛けるようになりました。時代や形は変わってきても火を灯す意味を正しく理解し、そして伝えていけたらと思います。
ご拝読いただきありがとうございました。
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